子供の「食べてくれない」を改善する方法7選
お母さんが心を込めてせっかく作ったご飯を子供が食べてくれないと、とても残念な気持ちになりますね。
子育てでよく起こりがちな「食べてくれない問題」で悩み困ることは、多くの人が経験することです。
そこには、お菓子ばかり食べてしまったから、遊んでいるからなど、様々な「食べない理由」があります。
では、どうしたら子供はご飯を食べてくれるのか。
その簡単な方法をを調べてみました。
この記事の目次
子育てでほとんど誰もが経験する「食べてくれない問題」
子供がなぜかご飯を食べてくれないと
「あぁ、せっかく作ったのに」
「日々せっせとレシピをいろいろ研究したりしているのに」
「いろいろ子育てで大変なのに」
「お菓子は食べるのに」
「ご飯に集中してくれない」
「いろいろ作っているのに」
「どうして?」などなど様々に思い悩むものです。
そんな時に効果を発揮するポイントとなるのは、『食べない』基準を見極めることと、食事に対するイメージです。
『食べる』『食べない』の判断基準をどこに置くか
健康で大きな体に早く育って欲しいという親の願望があるため、無意識のうちに主観で食べ方が少ないとか、食べないということを気にしてしまうケースはとても多いです。
実際のところは、順調に身体発育しているのであれば、食事の量に惑わされる必要はありません。
そして大切なのは、食事は教育や訓練ではなく、楽しいイメージを子供に抱いてもらうようにしていくことです。
改善法その①:少なく盛ることで親子がお互いのためになる♪
食事の盛り付けをする際に、子供の年齢や月齢から量を決めている人がほとんどだと思います。
そしてご飯が残っているお皿を見て「今日もあんまり食べてくれなかった」と落ち込むものですが、その時子供も暗い気持ちになっています。
そこでの問題の本質は「盛り付ける量」です。
少ない量を子供に完食してもらい、「全部食べたね!」とお母さんが喜んでくれれば、子供も自然と嬉しい気持ちになり笑顔がこぼれます。
その繰り返しで食事をすることが「楽しみ」になり、食べたいという欲求も徐々に成長していきます。
改善法その②:重視するのは食べやすさ
子供が食べやすいように、食べ物を刻んだり、一口大に切ってあげることは、食べてもらうために大切なポイントになります。
口の大きさや歯の数を考慮に入れて、「掴みやすい」「取りやすい」「食べやすい」を意識して食材を小さめに切る必要があります。
また、そうすることで煮ても炒めても、味がしっかりと染み込みやすくなるので一石二鳥です。
子供にとって、食べやすい大きさでなおかつ味がすれば、食欲が増して食べたくなるものです。
改善法その③:見極めるべきは「空腹なのか?」
子供の食べない原因は、好き嫌いの原因と同じで「食欲がないこと」です。
大人と同じように子供も、お腹が空いていなければ食べませんし、お腹が空いていれば好きではない食べ物もなんとか食べようとします。
ですので、お腹が空いたタイミングに食事の時間があれば、子供は自然と良く食べてくれるでしょう。
そのためには、起床や就寝の時間を考えることや、午前中遊びの後にお昼ご飯、午後のおやつは少なめにして夕食はお風呂の後にするなど、お腹がすくような生活リズムを習慣づけていく必要があります。
改善法その④:子供に自分で食べさせよう
食べることをお母さんにコントロールされると、減退していしまう子供の食欲
「食べる」という行為は「生きる」ことそのものです。
この生きることそのものである「食べる」行為を、お母さんからコントロールされてしまうと、子供は自然と食欲をなくしていきます。
お母さんにしてみたら、「少しでもしっかりとたくさん食べて欲しい」「汚されないようにしよう」という思いで、自分の手で子供にご飯を食べさせたくなるものですが、その努力のように見える行為は子供の食欲を奪い、逆効果となっていきます。
お箸やスプーン、フォークなどをなかなかうまく使えずに手づかみになったりしますが、子供にとって、食べ物の匂いや感触を楽しんだり「自分でやる」ということ自体が、大人が想像する以上にとても嬉しくてしょうがないことなので、それがたとえ手づかみでもそうした行為はとても大切な意味を持ちます。
なので、是非子供が食事をする際は焦らずに楽しませてあげるようにしてください。
改善法その⑤:ちょっと味付けを変えて飽きさせない
ほんのちょっとしたことですが、時々、調理法や味付けを少し変えてみると、案外すんなり食べてくれることも多く、有効なことだと言えます。
例えば、いつも薄味ばかりになっている場合など、子供も飽きてしまいがちになります。
子供が食べないことが悩ましくなってきたら、一度味付けを普段より少し濃くしてみるなどしてみてはいかがでしょう。
幼児食のレトルトを自分でも味見してみると、例えば離乳食などでも家庭のものよりもほんの少しですが味が付いていたりするので、味付けに困ったときなどは良い参考にできるかもしれません。
改善法その⑥:子供と一緒に食事を作ってみる
子供が少しづつ大きくなって、ちょっとしたお手伝いができるようになってきたら、スーパーなどに一緒に買い物に行ったり、買ってきた食材を水道で洗ってもらったり、皿の盛り付けを手伝ってもらってみてください。
野菜が苦手な子供であれば、お芋やほうれん草などの食材を、一緒に栽培するのも有効です。
嫌いだった野菜も、自分の手で育てたものは不思議と食べられたりすることが非常に多いです。
子供に食事の準備を手伝ってもらうことは、時間がかかりすぎてしまう面がありますが、それ以上に子供はとても楽しさを感じることができる大切な学習の経験となるりますし、「自分が用意したから!」と積極的に食べてくれる可能性も非常に高まるので、メリットの方がずっと大きいでしょう。
改善法その⑦:怒るのはNG
「食べたくないなら、もう食べなくていい!」と子どもに言ったり、食事を取り上げてしまったり、「もうテレビを見てはいけないよ」などの強制する行為はNGです。絶対にやらないようにしてください。
これをされても子供には「ひどいことをされた」という気持ちだけしか残りませんし、食事をすることに対せても嫌な感情を持つようになるため、悪循環しか生みません。
大切なのは、無理やり食べさせるようなことを一切せず、食べたい気持ちになっていくように、何を言うべきか考えて、「これを食べたら、〇〇ちゃんはとても頑張っててスゴイね!」など、うまく言葉を使うことです。
また、食事をするたびにイライラした顔で「食べろ食べろ」と迫られたら、ある食欲も無くなってしまうのが大人も子供も共通の人の心理です。
食事の際は、ぜひみんなでテーブルを囲み、ワイワイ楽しい会話をしながら時間を過ごすようにしてください。
その時のポイントは、子供が食べていなくても「食べなさい」ということも、食べている時間の指摘なども一切しないことが大切です。
和やかに両親が食事をしていたら、子供も自然と食べるようになるものです。
言ってはいけない、食欲を奪ってしまう言葉
最後に子供に決して言ってはいけない3大NGワードをご紹介します。
NGワードその①:ちゃんと食べなさい
「美味しいから食べて」「もうちょっと食べて」と言って食べる子供が殆どいないのが現実です。
押し切られて嫌々食べさせられても、嫌な気持ちが残るだけなのです。
子供が「これ嫌い」「もういらない」と言ったら引き下がるのが正しい行動です。
NGワードその②:今日も食べられなかったね
子供は、自分の食べる様子を見て落ち込む母の姿に落ち込みます。
食事のたびにお母さんに落ち込まれていたら、その度に自分も落ち込むことになるので、食べることが嫌いになってしまいます。
また、「食べなかった」と言われると、食べなかったということに意識が完全に向いてしまうため、子どもは更に食べなくなるものです。
ですので、食べなかったことよりも、「食べた」という事実を褒めてあげてください。
嬉しそうな顔でお母さんが褒めてくれたら、子どもは自然と食べることが楽しみになっていきます。
一瞬で良い変化が起こることはなくても、食べる意欲が徐々に湧いていきます。
NGワード③:お母さんの料理美味しくないの?
子供は1食くらいであれば食べなくても平気ですし、空腹になれば食べるものです。
食べてくれるのか?という不安な表情で出す料理を、子供は安心して食べることができず、食欲をなくしてしまいます。
大人でも食べる気をなくしてしまう、不安や落胆、暗さを食卓に持ち込んでも、いいことは何もありません。
それよりも、あまり気にしないように心がけて、自信を持って楽しくご飯を作ることで、子どもに安心して食事してもらうことに目を向けましょう。
そうすることで、子供もだんだんと食べるようになってくれるでしょう。